超音波検査は麻酔の必要がなく、動物の体に対して無害であるため、繰り返し検査が可能です。レントゲンでは検出できない軟部臓器の特に心臓、肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、副腎、卵巣、前立腺、リンパ節、膀胱、膵臓等の異常構造や機能異常を見つけ出すことができます。 また、心臓のほかに腸管・血液など動態(方向)の評価に有効です。
超音波検査はよほど特殊な状況でない限り、無麻酔で行われる安全な検査です。
動物を仰向けか横向けに寝かせてスタッフが手足を持った状態でプローブをあてます。体の表面(なるべく毛がない状態でないと超音波が通りません)のプローブをあてるところには検査用のゼリーを塗るかアルコールのスプレーで少し濡らします。毛があることが障害になるときは検査のために一部の毛を刈らせていただくよう、お願いすることがあります。